
華やかな世界観と計算されたどんでん返しが魅力の和風ファンタジー、「八咫烏シリーズ」。
2024年にアニメが放送されると、まさかの展開にSNSが騒然となりました。どんな作品?読む順番は?「入門情報」を徹底解説します!
そもそも「八咫烏シリーズ」とは?
「八咫烏シリーズ」は、八咫烏が住む異世界・山内(やまうち)を舞台にした、阿部智里さんによる和風大河ファンタジー。
シリーズは12冊刊行されており、累計発行部数は230万部を突破した人気シリーズです。
2024年にはアニメ化もされました。
「八咫烏シリーズ」読む順番は?どれから読むのがベスト?
ズバリ、刊行順に読むのがおすすめです。
八咫烏シリーズは第1部と第2部に分かれていて、そこに外伝2巻が加わるため、ざっくり言うと以下の順になります。
- 第1部(全6巻)
- 外伝
- 第2部1巻
- 外伝
- 第2部2巻~最新刊
タイトル一覧で言うと以下の通りです。
- 烏に単は似合わない
- 烏は主を選ばない
- 黄金の烏
- 空棺の烏
- 玉依姫
- 弥栄の烏
- 烏百花 蛍の章(外伝)
- 楽園の烏
- 烏百花 白百合の章(外伝)
- 追憶の烏
- 烏の緑羽
- 望月の烏
- 亡霊の烏(←2025年3月発売決定!)
「八咫烏シリーズ」各巻のあらすじ
「八咫烏シリーズ」各巻のあらすじをまとめました。
1.『烏に単は似合わない』
シリーズ1作目にして松本清張賞受賞作。
原作者の阿部智里さんは、史上最年少の20歳で受賞しデビューしたことで当時注目を集めました。
八咫烏が住まう異世界・山内で、世継ぎの后選びが始まることに。
4人の姫君が后の座をめぐって競い合う中、不穏な事件が次々と巻き起こります。
2.『烏は主を選ばない』
シリーズ2作目。第1巻と同じ時系列を若宮・雪哉視点で描きます。
ひょんなことから若宮の側仕えとなった地方貴族の次男坊・雪哉。
しかし聡明な兄宮を廃して皇太子となった若宮の周囲は敵だらけで・・・。
第1巻では少ししか出番がなかった若宮と雪哉ですが、この第2巻から『八咫烏シリーズ』の中心人物として本格的に活躍します!
3.『黄金の烏』
シリーズ3作目。
山内で危険な薬物の被害が続出。
若宮と雪哉がその調査をする中で、八咫烏を喰らう猿と遭遇します。
山内の外界にいる「人間」の存在もほのめかされ、世界観が一気に広がります。
「真の金烏」とは何なのか。どうして若宮が「真の金烏」と言われるのか。
物語が本格的に動き始める巻といえます。
ちなみに第1巻からここまでの話がアニメ化されています。
4.『空棺の烏』
シリーズ4作目。雪哉がエリート武官養成学校に入学するところから物語がスタート。
今までの魅力はそのままに、学園モノとしてのテイストが加わります。
魅力的なキャラクターも数多く登場し、シリーズ内でも絶大な人気を誇る巻です!
5.『玉依姫』
シリーズ5作目。本作の主人公はなんと現代の日本に暮らす人間の女の子。
女子高生の志帆が村の儀式の生贄となってしまいます。
連れていかれた先で彼女が見たものは・・・。
「山内」とは何なのか、人間の世界とのつながりがいよいよ明らかになります。
6.『弥栄の烏』
シリーズ6作目にして第1部完結作。
前巻『玉依姫』の八咫烏視点が描かれ、山内で何が起きていたのかが明らかになります。
そしてついに迎える猿との最終決戦。
猿への憎悪を胸に、雪哉は参謀として立ち向かいます。
7.『烏百花 蛍の章』〈外伝〉
シリーズ外伝集第一弾。6編を収録した短編集です。
壮大な物語の中、彼らがどんな関係を結びどんな想いを紡いできたのか。
6つの恋の物語。
思い出しただけで胸が切なくなる話が満載です。
8.『楽園の烏』
シリーズ8作目。ここからいよいよ第2部がスタートします。
現代日本に住む安原はじめは、資産家の父から山の権利を相続します。
そんな彼が連れていかれた先は、八咫烏の住まう異世界だった。
『弥栄の烏』より20年を経った世界で、再び物語が動き始めます。
9.『烏百花 白百合の章』〈外伝〉
シリーズ外伝集第二弾。8編を収録した短編集です。
時系列としてはいずれも第1部の頃となります。
切なく泣ける話の多かった『蛍の章』と比べて、くすっと笑える話やほっこりする話もあり、
各キャラクターへの親しみがぐっと増す一冊です。
10.『追憶の烏』
第2部第2巻。
第1部ラストの『弥栄の烏』から『楽園の烏』の20年間に何があったのか。
『楽園の烏』で登場しなかったキャラクターたちはどうなったのか。
衝撃の事実が判明します。
原作者いわく、この巻と次巻の『烏の緑羽』は
「一度、読んでしまったら何も知らなかった過去へ後戻りできません」。
11.『烏の緑羽』
第2部第3巻。
長束を中心に、彼を取り巻くキャラクターたちの過去が掘り下げられています。
長編の外伝のような立ち位置だと思います。
12.『望月の烏』
第2部第4巻。
第1巻から時を経て、再び后選びの「登殿の儀」が行われることに。
しかし絶対権力者の博陸侯のもと、金烏代・凪彦に求められているのは
敷かれたレールの上を黙って歩くこと。
そんな凪彦の見ていた世界は、下級官吏として働く絶世の美姫との出会いで変わり始めます。
「八咫烏シリーズ」は刊行順に読まなくても大丈夫?
本編の続きを先に読みたいという場合は、外伝は読み飛ばしても大丈夫です。
外伝は山内の世界観やキャラクターをより深掘りしてあるので、本編を読み終わった後にも充分楽しめます!
ただ本編に関しては、原作者も刊行順に読むことを推奨しています。
時系列が前後するため混乱するという声もあるかもしれませんが、下記のようにおっしゃっています。
八咫烏シリーズは刊行順で読んで頂くことで、最大限物語をお楽しみ頂ける形になっております。
(中略)
初読時に時系列を優先して読んで頂くのは(自分が瀕死になって仕込んだ物語をぶちこわすネタバレオンパレードを推奨することになってしまうので)作者としてはおすすめ出来かねるのです
引用:作家の羽休み――「第102回:新刊『亡霊の烏』発売決定」
ぜひ刊行順に読んで、原作者の緻密に計算された「仕込み」を存分に楽しんでみてください!
「八咫烏シリーズ」はコミックもアニメも面白い!
「八咫烏シリーズ」はコミカライズ版とアニメ版でメディア展開されています。
それぞれ異なった魅力があるため、原作ファンも必見です!
コミック
コミックは、松崎夏未さんによるコミカライズ版があります。
- 『烏に単は似合わない』全4巻(完結済み)
- 『烏は主を選ばない』①~⑤(連載中)
世界観やキャラクターが原作からかなり詳しく掘り下げてあって、漫画家さんの原作愛が伝わってきます。
美麗な絵と圧巻の表現力で山内の世界にどっぷり浸かってください!
アニメ
『烏は主を選ばない』のタイトルで2024年4月から放送されました。
原作第1巻~第3巻までの内容となっています。
第1巻と第2巻の話が同時進行で描かれているため、こちらも原作とは違った楽しみ方ができます。

ちなみに私はアニメから「八咫烏シリーズ」にハマりました!
「八咫烏シリーズ」入門情報 まとめ
ここまで紹介してきた八咫烏シリーズ入門情報をまとめました。
これで完璧!「八咫烏シリーズ」入門情報
- 「八咫烏シリーズ」は阿部智里さんによる大ヒット和風ファンタジー。
- 刊行順に読むのがおすすめ!
- コミックもアニメも大好評。原作未読の人はもちろん、すでに読んだ人も必見です!